53) 海洋暴露作業における人体への熱的影響と温熱対策の評価
村山雅己(艤装研)、福地信義(九大)、中橋美智子(研究当時東京学芸大)
船舶、海洋(浮体)構造物において、暑熱・寒冷での暴露作業が想定される場合には、温熱対策が必要となる。本報では、熱平衡方程式を使用し、人体基幹温度がある閾値を超える時点を熱的に作業限界とした判定式を作成し、環境気温に対する各温熱対策における作業可能時間を示した。さらに作業が想定される環境気温からどの温熱対策を行えばよいのかを検討できる図を作成し、設計時において必要となる温熱対策の指標とした。