第3章 同乗による走行実態の調査
共同輸配送における車両の使用実態をより詳細に把握するため、各車両とも2回にわたる同乗調査を実施し、共同輸配送にCNG車を導入した際の評価に資することとした。
3.1 調査内容
(1) 調査対象車両
営業走行試験を行っている東京地区3台、関西地区3台のCNG車及び各事業所でほぼ同様な仕様で、同様な使い方をしているディーゼル車を調査対象車両とし、平成9年度及び平成10年度にそれぞれ1回ずつ調査を行った。調査対象のCNG車主要諸元を表3-1-1に示す。
比較ディーゼル車の主要諸元は表3-1-2及び表3-1-3に示す。比較ディーゼル車の選定にあたっては、各事業者の協力をいただき、営業運行に使用中のものを対象に可能な限り、車両仕様(積載量等)、製造メーカーを合わせるようにした。なお、走行条件(走行コース等)もできる限りCNG車と合わせるようにした。
