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特に(株)松原商会は、営業走行試験期間が短いものの稼動日数が多く、突出した実績を示している。これは、配送の業務内容と配送条件の違いによるものである。

月平均の稼働日数は、20日から24日の範囲に集中しているが、稼動日数(全体)で述べた通り、(株)松原商会が28.9日と突出している。

日平均の稼動時間はほぼ9時間30分から11時間となっているが、堺市運輸事業協同組合は4時間40分、井阪運輸(株)は5時間と比較的短い。これは、運ぶ貨物が工業製品や酒類であり、配送業務が、工場の出荷時間や酒類販売店の受荷時間などの制約を受けていることによるものである。

 

表2-2-2 稼働実績(平成10年10月末)

 

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月平均稼働日数は、20から24日となっている。特に(株)松原商会の稼動日数が28.9日と突出しているのは、土・日曜日も稼働しているためである。これは、生菓子類の小売店への配送を担当していることによる。

 

(2) 燃料充填量および燃料消費率

試験期間中の各試験車両の燃料の総充填量、総充填回数、1回当たりの充填量、1充填当たりの平均走行距離、平均燃料消費率及び平均燃料消費率の軽油換算値等を表2-2-3に示す。

なお、ディーゼル車の燃料消費率は満タン法により算出した。CNG車の場合には、最高充填圧力(200気圧)まで燃料を充填した時の、充填所の質量流量計で計測した充填量により燃料消費率を算出した。

 

* 表2-2-3における、残燃料での推定走行可能距離は、事業者ごとのデータに基づいて以下のように試算した。

燃料消費率(km/Nm3)×46(ボンベ容量Nm3)×充填時の燃料残量割合(%)

 

 

 

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