液体供給設計に関し、
-熱管理及び制御が簡素化される。
-PEMの乾燥を防ぐことができる。
DMFCは、改質又は水素/空気システムと比べてより実践的かつ利点の多いシステムである。次ページに、DMFCメカニズム及びシステム概念図を示す。
(3)DMFCの技術に関する情報
DMFCコンセプトは、1992年に実証された。
・実証済みの数値
-90℃で、スタック効率34%を達成した。
-90℃で、スタックの連続作動時間200時間を達成した(特に劣化なし)。
-60℃で、スタックの断続作動時間4500時間を達成した(最小の出力ロス)。
・新型PEM(プロトン交換膜)の開発について
-メタノール・クロスオーバー(メタノールが発電に使われず、そのまま膜を通過する比率)を20%から5%に低下させる(効率向上のため)。
-効率を45%まで向上させる。
・実証FCシステム
-50Wハイブリッド・フィールド・ユニット及び150Wシステム
・開発中のシステム
-1〜5kWシステム
・軍事用のDMFC/バッテリー・ノミイブリンド・システムの研究も行っている。
1)パルス・パワー用のリチウム・イオン(LI-ION)バッテリーを使用。
2)6カ月間以上220WHを出力する。ピーク時パワー5A。
3)6カ月間以上220WHを出力する。ピーク時パワー5A。
・DM 150W FCバッテリー・システムについて
次々ページにシステムレイアウトを示す。