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ホルムアルデヒド

燃料の違いによるホルムアルデヒド濃度の差異はFTPテストの最初の5分間を通じてのみ見られた。摂氏マイナス6度でのホルムアルデヒドの最大濃度は摂氏16度の時の2倍であった。最大の数値は両方の実験温度においてCEC燃料で測定された。RME20とEtRE燃料のレベルは同じレベルであった。

セタン価向上剤は、両方の実験温度においてすべての燃料でホルムアルデヒドの排出を減らした。最大の減少は摂氏マイナス6度でCEC燃料で観察された(図43)

 

図43. AUDI 1.9 TDI自動車による摂氏マイナス6度でのセタン価向上剤添加、および無添加のCEC燃料でのFTPテストの最初のフェーズにおけるホルムアルデヒド濃度

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排気の透過度

排気の透過度の測定の結果は表12および13に表示されている。透過度は色層解析機により、最本値の高さおよび幅の範囲として計算された。

摂氏マイナス6度での低温始動の後の不透明性の最大値は、摂氏16度での数値より、一般的に数倍高いものであった。CEC燃料の不透明性は両方の温度において最も高かった。セタン価向上剤を加えないEtRE燃料は白煙を全く出さなかった。摂氏16度でテスト燃料にセタン価向上

 

 

 

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