2 テスト・プログラムの概要
テスト設備および手法の記述と同様テスト・プログラムが各章の冒頭で詳しく示される。表1はテスト・プログラム全体の概要である。
実行されたテストの数は当初計画された数より多かった。これはスウェーデン・エタノール財団から提案された追加のエタノール燃料によるものであった。加えて定常状態のテスト様式の数が計画より多かった。プロジェクトの計画にはなかったいくつかの実験室での研究作業がエタノール燃料に関して行われた。プログラムの拡大に伴うコストはVTTが支出した。追加のエタノール燃料のコストをカバーするため、4000ドルがスウェーデンにより支払われる予定である。
結果はこの報告書の表1の順序に従い発表されている。この研究の主たる目的は、従来のセタン価測定が代替燃料のための実際の燃焼特性を示しているかどうかを調べることにあった。結論は2つの大型エンジンと1つの小型自動車に対して行った燃焼分析と排出測定の結果に基づいている。要約されたデータ処理と結論は第7章に示されている。