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2.5. EPEFE

EPEFE(エミッション、燃料およびエンジン技術に関する欧州プログラム)は排出ガスに関する自動車/燃料技術の効果について欧州最大の調査を行うものである。EPEFEは欧州オートオイルプログラムの一部であり、欧州の石油および自動車業界により資金援助を受けている。

EPEFEはガソリンのエミッションに関して硫黄、芳香族および中間蒸留の効果を測定し、ディーゼルのエミッションに関して密度、多体芳香族、セタン価およびT95を測定した(Dings および Janse、1996年;Stein、Elliot、Pochic、1996年;欧州委員会、1995年;Camarsa、Hublin、MacKinven、1996年;Rickeard、Bonetto、Singer、1996年)これらの問題点の選択は既存のデータの予備的な文献研究に基づいた。エミッションにおける燃料成分の効果はエンジン技術と切り離すことができないため、変化している(そして部分的には未だ商業化されていない)技術をもつ自動車/エンジンがそれぞれのテストで使われた。表6でそのテストで使われた燃料と自動車が列挙されている。小型自動車のためのECEおよびEUDCテスト・サイクルによる測定の結果と大型自動車のためのEU 13モード・テストの測定の結果が表7および8に表示されている。

 

表6. EPEFEでテストされた燃料と自動車の数

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表7. 改質ガソリンを使用した乗用車のEPEFE工ミッションテストの平均結果

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