米国における顧客は、主にトラックによる満載輸送を専門とする長距離運送業者である。このセグメントに属する車両は、約75万台で、そのうちの30%が衛星通信装置を装着している。センサートラックスは、これらの車両の約20%以上に装着されており、台数にして現在約5万台である。顧客の特色は特にない。センサートラックスは、10台以下のフリートでも活用されているし、又1000台以上のフリートでも使用されている。現在センサートラックスを活用しているフリートの平均は、約75台である。
道路貨物市場におけるセンサートラックスの採用状況(米国/ヨーロッパ)
センサートラックスの成功要因
‐導入コスト及び運営コストが低い。
‐エンジン・データの標準化がはかれる。
‐日々のフリート管理の為に活用しやすく、導入しやすい。
センサートラックスの阻害要因
‐ドライバーの拒否
‐車両メーカーによっては、標準データが得られないことがある。
3. 燃料の節約
センサートラックスの燃料節約に対する影響
ドライバーによる燃料経済性への影響要因は以下の点が重要であり、それらのモニターによる燃料節約が可能である。
‐アイドル時間‐過剰回転数‐過剰速度
5]物流会社における燃料の節約
(Mr.Wilem M.J.A. Bruijn)
lntexo(インテクソ社)における燃料の節約に関する紹介があった。
インテクソ社概要
インテクソ社は、ハイテク、エレクトロニクス及びヘルスケア産業に対して「そのクラスにおける最高の」サービス("Best in class" Service)を提供することを目的とし運送事業を行っている。規模は以下の通りである。
製品マネージャー
商業部(10名)
運営部(12名)…計画立案
交通部(45名)…技術クーリエ・サービス
整備ワークショップ(24名)…重量装置
実績
‐1998年売上高 1600万ギルダー(約58円/ギルダーとして、約9億2800万円)
‐1日当たりの平均トラック台数(1998) 35台
‐年間総走行距離 2350km
‐1日当たりのトラック1台の平均走行距離 250km
‐1現場における平均時間 35分
‐1日当たりのトラック1台による平均積載量 3500kg