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とによって、ドライバーのドライビング・スタイルを判断することができる。どのように車両の運転をしているかを判断することができるという観点から考えると、タコグラフは燃料効率の向上に貢献していることになる。

これは、いわゆる「国際語」を用いたツールである為、欧州では大変役立つものであり、このダイアグラム・チャートは容易、迅速且つ安価な形で毎日の走行データを示すものとなる。

1997年6月、ブラッセル委員会において、「デジタル・タコグラフ1B」と称する新しいタコグラフに係るプロジェクトが発足した。この新タコグラフは、2001年7月以降の新車に標準装備され、現行のタコグラフもそれ以降10年にわたり徐々に新タコグラフに交換されていく。

アナログタコグラフとの主要な相違点:

‐100%デジタルである。

‐データ操作が困難である。

‐メモリーが大容量である。

‐より多くの周辺機器との接続が可能である。

法的記録要件:

‐走行時間

‐速度(プログラムの限度を超えた統計記録)

‐休憩時間、営業運行時間、その他の運行時間

‐出発時間及び到着時間

‐距離及びプリンター

この時点で仕様内容が確実に承認されていない場合、種々の課題が発生する可能性もある。(ここではエネルギーに影響を及ぼす項目についてのみ記した。)

技術的特色:

‐エンジン回転数の記録

‐燃料消費の記録(センサーがある場合)

‐アイドリング時間の記録

‐速度規制に関する入力

‐重量の記録

‐過積載の記録

‐タイヤ空気圧の記録

迫加のモジュールにより、車両の様々な部分から情報が収集できる。トレーナーとの走行を記憶させておくことができる為、常時トレーニング装置を装着させているのと同じであるということが重要な点である。(燃料消費の傾向、1分間当たりのエンジン回転数をトレーナーの数値と比較することが可能である。)

走行関連のデータ(GPS、GSM、ディスプレイ、キーボード、能力アップしたプリンター)により、走行計画、車両の位置、指示内容のフォローアップ、ドライバー及び車両のオンライン化、交通渋滞の回避が可能になる。

その他の類似した装置と比較して、DTCOの利点は価格である。何故ならば、これらは近い将来3.5トン以上の全ての新しいトラックに装着させることが義務つけら

 

 

 

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