図3.2.1. 粒径未調製試料の円錐貫入力
図3.2.2. 最大粒径19mm試料の円錐貫入力
図3.2.1及び図3.2.2に示したグラフを、比較のため、最大粒径19mmの試料についての試験結果も粒径調製前、即ち元の試料の水分値を横軸としてプロットしたものが、図2.3.1である。
3.2.4. Boakaine鉱に関する実験結果
(1) 実験及び手順の概要
実験の手順及び概要は3.1.3.(1)節に示した通りであるが、ここでは、小型のユンボのかわりに大型ペイローダ(50 tonタイプ)を用いた。
(2) 試料の量及び水分値調製
実験では、最初に3,490kgのニッケル鉱を準備していただいた。このうち、138kgは実験室実験用に持ち帰った。また、円錐貫入試験の前に10箇所から116kg、円錐貫入試験の後にも10箇所から142kgの試料を採取し、水分値を計測していただいた。水分値計測用の試料を採取する際には、粒径100mm以上の塊は除いた。なお、水分値は試料を粉砕した上で縮分して抽出した代表試料の値である。
実験の際には、試料の採取量及び加水量を管理し、各円錐貫入試験に用いた試料の水分値は、計測していただいた水分値に基づき算出した。試料の採取・加水の記録及び水分値計算結果を表3.2.5に示す。