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(3) 粒径調製を行わない試料の円錐貫入試験結果

 

表3.2.3. Pomalaa 鉱の円錐貫入力(粒径調製無し)

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粒径調製を行わない試料に関する各円錐貫入試験は、(1)で述べた方法で締め固めを行った後に、各試料について30回の試験を実施した。締め固めには非常に多くの労力を要した。結果を表3.2.3に示す。表において、円錐貫入力は小さい順に並べてある。"over"とあるのは、円錐貫入力が50kgfを超えたことを意味する。なお、円錐貫入試験において直接読みとれるのはダイヤルゲージの指示値であり、円錐貫入力はこれを換算することにより求めている。水分値と円錐貫入力の関係を図3.2.1に示す。昨年度の実験結果より、粒径調製を行わない試料の円錐貫入力の代表値としては、小さい方から1/3程度の値の平均値を用いれば良いことが分かっている。図において、10/30dataとあるのは小さい方から10dataを、15/30dataとあるのは小さい方から15dataを用いたことを意味する。

(4) 最大粒径19mm試料の円錐貫入試験結果

最大粒径を19mmに調製した試料に関する円錐貫入試験も、(1)で述べた方法で実施した。結果を表3.2.4に示す。

 

表3.2.4. Pomalaa 鉱の円錐貫入力 (Max. 19mm)

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表において、試料番号1番の試料に関する実験結果で、「失敗」とあるのは、円錐貫入中に供試体が割れ、円錐貫入力として有意な値が計測できなかったことを意味する。また、円錐貫入力がoverになったのは、供試体の中心で試験した際のデータである。試料番号1番の試料の円錐貫入力の平均値は、試験番号1番と5番を除いた5回の実験結果の平均値である。水分値と円錐貫入力の関係を図3.2.2に示す。

 

 

 

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