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(1) 議題の採択(議題1関連)

会議に先立ち、事務局長オニール氏より、開会の挨拶が述べらた。E&Tグループで行われているIMDGコードとUN勧告・IAEA規則の調和作業の必要性、IMDGコードの様式改訂作業、IMDGコード及びINFコードの強制化、SOLAS新12章の貨物密度の測定法等が優先度の高い議題であること、INFコードの強制化については最短で2001年1月1日に発効可能であること、マルチ輸送モードにおける危険物取扱に関する訓練について検討すべきことなどに、言及した。

なお、議題については事務局案どおり採択された。

 

(2) 他機関の決定(議題2関連)

事務局より、DSC 4/2、DSC 4/2/1、DSC 4/2/2に基づき、DSC小委員会に関連する、MSC 69及び70、MEPC 41及び42、FAL 26、SPI、DE 41、NAV 44の検討結果が報告された。必要に応じ、関連の議題下で審議することとなった。

 

(3) 危険物輸送に関する国連勧告との整合を含む、IMDGコード、Annex I及び付録(EmS及びMFAG)の第30回改正(議題3関連)

1] E&Tグループの報告(DSC 4/3及びDSC 4/3/Add.1から6 事務局)

小委員会は、E&Tグループ(1998年の2回の会合)によって検討された各事項について審議し原則的に合意した。新様式IMDGコードのドラフトのたたき台としてE&Tグループの案が提出された。この案は最終案ではなく、今後引き続きE&Tグループで検討され、DSC 5に承認のために提出される予定。

2] 危険物隔離関係提案

(イ) 「隔離グループ」に関する蘭提案(DSC 4/3/1)及び「オープントップコンテナ船におけるコンテナ相互の隔離表(15.3.3表)のビジュアル化」に関する蘭提案(DSC 4/3/2)については、前回DSC 3において原則的に合意され、その後E&Tグループの検討を経て今会合に修正追加案として提出された提案である。日本は、仏とともにこれらの提案を支持し蘭のこれらの策定に費やした努力に対し謝辞を表明した。これらの提案は、特段の反対もなく原則的に合意され詳細についてはE&Tグループに検討が委ねられた。

 

 

 

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