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5.8.2 過酢酸のIBCs及びタンクによる輸送に関するフィンランド提案(98/56)が次回に追加資料提出を求められた他は、 有機過酸化物/自己反応性物質に関するCEFIC提案(98/75、 98/76および98/76)はいずれも採択された(一部修正されたものを含む。)。

 

6. 火薬類(Class 1)

 

6.1 6(c)試験

6.1.1 6(c)試験の見直しについては、今回会合においてもW/Gを設立して会期外W/G(1998年2月、ワシントン)の報告書(98/10)及び関連提案を基に検討が行われた。W/Gの報告書は本会議において検討され、W/G報告書どおりの6(c)試験改正案(試験マニュアル16.6節)が承認された。

6.1.2 英国は本改正案を試験マニュアル新改訂版として1999年に出版すべきであることを指摘し、 試験マニュアルの適用に関する解説書を出版すべきであることを提起した。 事務局に対し、このような情報(解説書)を準備し出版する方法等について検討資料を提出するように要請した。

 

6.2 その他の火薬類関連事項

6.2.1 ロケットの新エントリー(ノールウェイ:98/9)、 エアーバッグ等の新エントリー(ノールウェイ、スウェーデン及び英国:98/18)及び1H-TETRAZOLE(ドイツ:98/73)の危険物リストへの採入れ並びにケーネン試験における加熱率の改正(98/47)に関する各提案は、いずれも提案どおり採択された。

6.2.2 1.4/1.4Sを区分するための追加試験(6(d)試験)を新たに設けるとするカナダ提案(98/66)は取り下げられ、火薬類の適用除外物質又は装置の試験に関する2つの提案(スウェーデン:98/58及び加/蘭:98/67)は次期2年間の作業計画に入れることとされ、その他の3提案(98/11、98/37及び98/68)はいずれも次回会合に修正提案が提出されることとなった。

 

7. 化学品の分類、通報及び標札の世界的調和システム(GHS)

 

7.1 全般

7.1.1 ILO代表は、ILOにおいて化学品の有害通報システムの調和に関するW/Gが設立され、その任務及び作業計画を検討するための第1回会合を本年6月22日にロンドンで開催したことを報告した。

7.1.2 同代表はさらに、IOMC CG/HCCS(INTER-ORGANIZATION PROGRAMME FOR THE SOUND MANAGEMENT OF CHEMICALS Coordinating Group for the Harmonization of Chemical Classification System)第12回会合(本年6月23-24日、ロンドン)での検討状況を報告した。 このCG/HCCSにおいてはGHSの履行及び最新化機構問題が検討され、同会合は次のような機構とする提案を承認した。

 

 

 

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