台北市内各区と台北県各「市」、「鎮」、「郷」間の地域差は、1980年頃まで非常に小さく、その後、地域別出生率と人口社会増加率の差異によって、高齢人口の占める比率の地域差が大きくなった。例えば、台北市の大安区は、発展がそれ程早くはなかったが、大量の外省籍人口(戦後大陸から移住)が流入した為、1975年以後高齢化の速度が市の平均を凌駕した。又、台北県の永和市は、台北市に隣接し、台北市から流出した人口を受け止めて早く発展し、高密度に達した後、青壮年人口が流出され、高齢化が促進された。台北県の板橋市と土城市は、まだ急速に発展中で、高齢化の速度は非常に遅い。(図9)
この高齢人口の占める比率の地域差を地図で表わすと、図10、11、12の様になる。1975年、台北市と台北県の大部分の地域は、この比率が3.5%以下で、只台北市の旧市区と盆地周辺地域(主に農業区)が3.5%を越していた(図10)。1985年になると、台北市の旧市区の大部分が5%を越え、急速発展過程にある台北市西側の大きな地域は全部3.5%以下であった。1995年の状況も1985年によく似ていて、只台北市の旧市区全部と永和市が全部5%以上に上った。