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性別で比較すると、男性では転出者で活動していた者の割合力が小さかったが、女性ではグループ間で大きな差がみられなかった。年齢階級別で比較すると、65〜69歳、75〜79歳、85歳以上、前期高齢者では転入者で活動していた者の割合が若干大きく、80〜84歳では転入者で活動していた者の割合が若干小さかった。

老研式活動能力指標との関連をみると、いずれの者も活動していた者の方が得点が高い傾向がみられた。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していなかった者では市内転居者で得点が高かった。介助の必要度との関連をみると、いずれの者も活動していた者の方が得点が低かった。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していなかった者では市内転居者で得点が低かった。したがって市内転居者は他の者と比較して、活動していなかった者の日常生活能力が高いことが示された。傷病の有無との関連をみると、いずれの者も活動していた者の有病率が低かった。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していなかった者では転出者の有病率が低く、活動していた者では市内転居者の有病率が高かった。

表2-20に移動後の社会活動(社会参加、奉仕活動)の実施状況を示した。活動をしている者の割合は、転入者8%、転出者9%、市内転居者13%で、グループ間で大きな差はみられなかった。性との関連では、いずれの者も男性の方が活動している者の割合が若干大きかったが、年齢との関連はみられなかった。

性別で比較すると、男性、女性ともにグループ間で大きな差がみられなかった。年齢階級別で比較すると、75〜79歳では転入者で活動している者の割合が若干小さく、80〜84歳では市内転居者で活動している者の割合が若干大きかった。また後期高齢者では、転入者で活動している者の割合が若干小さく、市内転居者で活動している者の割合が若干大きかった。

老研式活動能力指標との関連をみると、いずれの者も活動している者の方が得点が高い傾向がみられた。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していない者では市内転居者で得点が高かった。介助の必要度との関連をみると、いずれの者も活動している者の方が得点が低かった。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していない者では市内転居者で得点が低かった。したがって市内転居者は他の者と比較して、活動していない者の日常生活能力が高いことが示された。傷病の有無との関連をみると、いずれの者も活動している者の有病率が低かった。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していない者では市内転居者の有病率が高かった。

表2-19表2-20で移動前後の社会活動(社会参加、奉仕活動)の実施状況を比較すると、いずれの者も活動している者の割合が減少しており、その傾向は転入者、転出者で顕著であった。またその傾向は性別、年齢階級別でみても同様にみられた。

 

 

 

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