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(4) 曳索の取付け(係止)方法

 海上が平穏で短時間の曳航であれば、通常の係止方法でも曳航状態に注意し、適度の速力を維持すれば既設の設備で十分対応できます。  しかし、長時間の曳航や海上模様が悪い場合、取付部(ビット・クリート等)に過度な力(荷重)が加わり、ビット等が耐えられず破損することがあります。
このため、取付け部に加わる力を分散したり,船体に直接曳索を取る等の工夫が必要です。
 ?両舷の係止設備を利用し、力を分散する

図1
 ?係止設備の強度不足及び適当な設備が無い場合、船体に直接曳索を取る
図2

?船体構造物を利用する
図3

 

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