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 明けましておめでとうございます。

 会員の皆様には、日頃から協会の事業に格別のご協力を賜りまして厚くお礼申し上げます。

 1999年、20世紀も僅かになってきたなあと改めて実感させられます。今年は卯の年であり、兎のように跳躍し新しい21世紀につなげていきたいと願っているところです。

 昨年は、何兆円もの資金を動かしてきた銀行が経営破綻に陥る等、全く信じられないようなことが起こった激動の一年でしたが長野の冬季オリンピック、バンコクのアジア大会における日本選手団の活躍、フランスのワールドカップにおける日本人サポーターの力強さをひしひしと身に感じた次第です。

 さて、昨年の事業活性化検討専門委員会で当協会の事業全般について見直しを行い、検討した事項のうち支部制度の導入、及びマリンVHFの整備について鋭意努力しているところです。

 支部制度については、役員を中心とした専門委員会を設置し、年度内に結論を得て、協会の支部として一部の地区では設立できるのではないかと思います。

 また、マリンVHFの整備については、(財)日本船舶振興会(日本財団)の補助金により東京湾をカバーする海岸局として、横浜シンボルタワー(本牧埠頭)にアンテナを設置し、同所と協会事務所間をNTT回線で遠隔操作するもので、本年3月までに開局する予定です。

 この海岸局の運用については、(財)日本海洋レジャー安全振興会の関東BAN(プレジャーボート救助事業)との共同による無線の聴守体制を確立することとしており、気象情報、安全情報等会員のニーズに応じた情報の提供が可能となり、会員に対するサービスの向上になるものと確信しています。

 

 

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