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地区だより


○ 広島地区小型安全協会では、「海難事故0を願って」全国海難防止協調運動が始まった去る、7月16日広島港内旅客船桟橋において、広島海 上保安部長から「一日海上安全指導員」の委嘱を受けた会社員山口まり子さんら3名は、全国海難防止協調運動広島地区推進連絡協議会のメン バーと一緒に「海難0へのお願い」のチラシやティッシュペーパーを旅客船の乗客や乗組員に配って航行安全を呼びかけた。
 その後、横断幕を掲げた巡視艇等3隻と安全。パトロール艇12隻(海上安全指導員14名)に分乗して港内を行き交う旅客船等に海 難事故防止を呼びかけた。
   
 この模様は、テレビ、新聞により報道され広く一般に海難防止を呼びかけることができた。
○ 岡山県西部地区小型安全協会は、本格的な海水浴シーズンを前に去る、7月9日倉敷市黒崎の沙美海水浴場で人命救助訓練を実施した。
 訓練には、当地区小型安全協会の安全パトロール艇4隻、水島海上保安部、第六管区海上保安本部広島航空基地、岡山県警察本部警備部機動隊、玉島警察署、玉島 消防署から、それぞれ巡視船艇2隻、航空機1機、パトカー等2台、消防車等3台水上オートバイー隻並びに関係者100名が参加した。
 人命救助訓練は、7月9日10:30頃、沙美海水浴場沖において、遊漁船Aが乗揚、火災発生、乗船者3名が海中に投げ出され2名は巡視艇に 救助されたが内1名が負傷し、1名が行方不明、同日10:50頃、沙美海水浴で遊泳中の2名が水上オートバイと接触し1名が負傷したとの想定 で行われた。
 当日は、南西の風浪が高まるなか関係機関相互が協力し海難救助作業を演錬し、救助体制の充実強化を図ることができた。
   
○ 香川県地区小型船安全協会は、大川郡白鳥町内の本町幼稚園及び福栄幼稚園並びに稚魚培養業者の関西物産?の協力を得て、幼稚園児によ るヒラメの稚魚3、000匹の放流を6月5日(金)に実施した。
 当日は、小雨の降るなか多数の参加者(幼稚園児81名)があり、田村副会長と白鳥町の木村助役のあいさつの後、関西物 産?太田次長が魚の生態の講話を行って、海と魚の理解を深めた後、同幼稚園の近くの海岸において稚魚の放流を行った。普段、見ることすら出来ないヒ ラメの稚魚に直接触れ、また海と接することができ、今後ともこの海を汚さない、稚魚を大切にする事等を約束した。
 なお、当放流事業の模様は、テレビ、新聞により報道され、小型船安全協会の活動状況を広くPRする結果ともなった。
   
○ 高松海上保安部と香川県地区小型船安全協会は、GW期間中の5月2日午後、巡視艇くりなみと安全パトロール艇7隻による合同パトロールを実施した。
 前日の天気予報によると雨模様で荒天との予報に実施も危ぶまれたが、当日は天気の崩れも夜からにずれ込み、まずまずの海洋レ ジャー日和となり、巡視艇くりなみを先頭に高松港から香川県庵治町沖合まで縦隊を組んでパレードを行った後、現場海域において、安全パト ロール艇に乗り組んだ安全指導員が、釣りや水上スキーを楽しんでいるプレジャーボート24隻に対し出港前の天気予報の聴取及び機関の点検、見 張りの徹底、交通ルールやマナーの遵守、救命胴衣の着用を呼びかけ、安全意識を高めた。
 当日の合同パトロールの模様は、テレビ、新聞により報道され、海洋レジャーの愛好者に小型船安全協会の活動状況や安全意識の高揚を広く PRする結果ともなった。
   


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