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フィットネス向上の科学 1998?体育科学 第27巻?

 事業名 日本人の体力向上に関する調査研究
 団体名 体育科学センター 注目度注目度5


中学生サッカー部員の運動量と体力との関係

吉田博幸 佐々木慶* 加賀谷熈彦*


Relationships between energy expenditure during practice
and physical fitness in junior school soccer players

Hiroyuki YOSHIDA,Kei SASAKI*and Hirohiko KAGAYA*

 The aim of this study was to investigate the relationships between energy expenditure during soccer practice and physical fitness in junior high school players. Subjects ( n = 33) were field players only, and were divided into two groups based on their soccer skill. Hligher skill group was consisted of thirteen players, while lower skill group was consisted of five. Average intensity of practice in all subjects was 45.4±8.8%Vo2,max. Peak value of % Vo2,max during practice signifi cantly correlated with skinfold thickness ( r = -0.459. P < 0.05) and shuttle run ( r = -0.532, P <0.01). Correlation coefficients between energy expenditure during the whole practice and skinfold thickness, grip strength, back strength, knee extension,shuttle run and PWCl,o were 0.377 (P<0.05), 0.713 (P<0.05). 0.427 (P<0.05), 0.456(P<0.05),-0.467 (P<0.05) and 0.471 ( P <0.01), respectively. Correlation coefficients between energy expenditure during practice games and skinfold thickness, grip strength, knee extension, shuttle run, PWC170 and Vo2 maxwere -0.479(P <0.01), 0.725(P <0.001). 0.507(P<0.01). 0.472(P<0.01), -0.551(P< 0.01).0.570 ( P <0.01) and 0.467 ( P <0.05).Comparing the higher and lower skill groups, grip strength, back strength, knee extension, shuttle run (10 mX10 times) , whole body reaction time, PWC170 and Vo2,max were better in the higher skill group than in the lower skill group. Energy expenditure during practice in the higher and lower skill groups were 594ill4 kcal and 490±117 kcal, respectively. Energy expenditure during practice games was significantly greater ( P <0.05) in the higher skill group (141.311±36.6 kcal) than in the lower skill group (100.2±30.7 kcal). These results showed a tendency the larger the energy expenditure, the higher the physical fitness. And it was suggested that energy expenditure was mainly due to skill level.
(Rep. Res. Cent. Phys. Ed. 27 : 46-56, 1998)

東京家政学院短期大学 Tokyo Kasei Gakuin Junior College
*埼玉大学教育学部 Faculty of Education, Saitama University


 発育期に適切な運動刺激を与えることによって、行動体力の機能面9)を自然な発達以上に向上させることができる ということはこれまでの研究から明らかである15,17,18)。しかし、現実の子どもたちの生活をみると、10年前と比べ て学習塾へ通う人数の割合が増加していたり、テレビ視聴時間が長くなっている21,22)ことから、身体活動を伴った 遊びを行う時間が減っていることが予想できる。また家庭内においても、中学生が家事を行う時間は年々少なくなって おり21)、子どもたちが身体活動を行うことがますます減少している。成人では、身体活動量が極端に少なくなると、肥満 、高脂血症、高血圧症、虚血性心疾患などのいわゆる生活習慣病に罹る可能性が増えることは明らかである16,19,24)が、最近 ではこのような現象が低年齢層にもみられるようになってきており29,30)、子どもたちの将来が危倶される。
 このような社会状況の中で、子どもたちが自主的、自発的に身体活動を行うことができる代表的な機会として運動部活 動があり、その重要性は保健体育審議会答申からも読み取ることができる。実際に、運動部活動には多くの生徒(男子83.0%、 女子64.1%)が参加しており31)、生徒たちの運動欲求を充足させていると推察される。中学生たちが運動部活動に参加する のは、運動欲求を充足させるためだけではないと思われるが、少なくとも十分な運動量を確保するように努めることが指導 上の重要なポイントの1つであると考えられる。
 これまでに、スポーツ活動の練習中やゲーム中における運動強度や運動量を調べた研究は数多い2,3,13,20,33,34)。しかし、 中学生の部活動中の運動強度や運動量を調べた研究は非常に少なく8,27)、さらに、運動量と体力との関係を検討した研究は みられないようである。そこで本研究では、中学生のサッカー部を対象として、部活動中の運動量を調査し、部活動における運 動量と体力水準の関係を明らかにすることを目的とした。



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