(2) アウトソーシングの対象分野
近年、アウトソーシングの対象分野は拡大してきており、現状では多岐に渡る業務がアウトソーシングの対象となっている。通商産業省『アウトソーシングに係るトラブル事例調査報告書』(1998年)によると、アウトソーシングを行っている業務は図4-2に示すようになっている。「施設管理」(228社)が最も多く、次いで本調査で対象とする「情報システム」(188社)が多く、このほか、「物流」(171社)、「福利厚生」(143社)も多く挙げられている。一方、「経営企画」は企業の核をなす業務であり、アウトソーシングはあまり行われいない。
図4−2 アウトソーシングを行っている業務
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