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 1)患者個人の記録

  (1) 経過記録

観察した事項および実施した看護の内容等を記録するもの。ただし,病状安定期においては温度表の余白に要点を記入する程度でもよい。

  (2) 看護計画に関する記録

個々の患者について,計画的に適切な看護を行うため,看護の目標,具体的な看護の方法等を記録するもの。

 2)看護業務の管理・計画に関する記録(以下略)」

 つまり,看護記録とは,上記の条件を満たすもので,できるだけ客観的かつ要領のよい記録で,チーム医療に活用できるものであればいいということです。

 私はかねてより,ナースがあまりにも記録に時間を要しているのを見て,ナースの本来の業務はベッドサイドにあるはずなのに…と思っていました。そんなところに,1968年にアメリカでDr.WeedのPOSに出会ったのです。私はこの記録のシステムを日本に導入するのに意を用いました。

 POSについてはいまさらあらためて説明するまでもないでしょう。POSに関する参考書は何冊も出版されていますし,「POS医療学会」は20回もの全国学会を重ねています。

 

 

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