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(2)推計
この推計は、全国の1級と2級の視覚障害者の盲導犬希望者数の推計である。

【推計A】

今回調査の設問「盲導犬に対する希望/問3(5)」で、「盲導犬を今すぐ希望する」の比率を等級ごとに全国の視覚障害者数(母集団)に乗じ、合計する。

(母集団) (「今すぐ希望」の比率)
1級 97,000人 ×  4.3%  =4,171人
2級 71,000人 ×  0.8%  =  568人

  合計    4,739人


【推計B】
一般視覚障害者調査の対象者中、1級と2級で、希望の現実性が高いと思われる層を抽出する。「盲導犬を将来希望する」人で、盲導犬に対する関心がおおいにあり、かつ、盲導犬をよく知っている人を抽出すると、1級は26人、2級は5人。

1級、2級の視覚障害者で、「盲導犬を今すぐ希望する」人と、上記で抽出された人の合計の比率を算出する。
1級は、(53+26)÷1233=6.41%
     …一般視覚障害者(1233人)の中における「近い将来希望する人」の比率
これを、全国の1級視覚障害者数(母集団)に乗ずる
従って、97,000人×6.41%=6,218人

1級と同様の算出方法により2級を算出すると、
(3+5)÷362=2.21%
71,000人×2.21%=1,569人

従って、1級と2級の合計では、6,218人+1,569人=7,787人




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