1. 目的
本調査研究は、知的障害者を居住者として含むグループホームの、日本における居住属性を定性的に把握し、その住まい方の現状と課題を明らかにすることを目的として実施した。
2. 調査研究の対象
知的障害者を居住者として含むグループホームを調査対象とした(身体障害者との障害混合居住形態も含む)。 また、可能な限り質的に異なる事例を集めるために、運営主体は国、地方自治体、民間立のいずれを問わないものとした。
3. 調査研究の方法
本調査研究は、地域に根ざした調査研究を展開するために、建築関係研究者を全国の地域ブロックごとに選定した。 本調査研究委員会の研究組織は次の通りである。
○委員長 萩田秋雄 筑波技術短期大学 建築工学科教授 北海道 野口孝博 北海道大学 工学部建築工学科助教授 ○東北 本間敏行 宮城工業高等専門学校 建築学科教授 関東 大原一興 横浜国立大学 工学部建設学科建築学教室助教授 ○東海 林 章 愛知工業大学 建築工学科助教授 北陸 桜井康宏 福井大学 工学部環境設計工学科助教授 近畿 足立
啓 和歌山大学 システム工学部環境システム学科助教授 中四国 田中直人 摂南大学 工学部建築学科教授 九州 鈴木義弘
大分大学 工学部建設工学科助手 (○は幹事)
4. 本報告書の位置づけ
本報告書は、各研究委員による調査研究レポートから構成される。 なお、調査研究レポートの作成にあたっては、調査対象ごとの基本的属性として、次の事項を設定した。
・名称(正式名称) ・所在地(住所) ・設置年月 ・運営主体(社会福祉法人名、任意団体名
等) ・住居形態(一戸建、アパート型式、その他等)(賃貸、分譲
等) ・バックアップ施設(施設種別・施設名) ・世話人居住形態(同居、隣居、通勤
等) ・認可形態(国による認可,地方自治体による認可,その他の任意の形態
等) ・定員(定員・現入居者数) ・入居者属性(障害種別・障害程度・年齢・性別) |
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