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<骨組・壁をつくる>

●丸太や竹で骨組をつくる。

●竹を割いて木舞(こまい)をつくり、土を塗って土壁をつくる。泥湿地や田んぼの土が土壁に適している。

 

<緑化屋根をつくる>

●緑化屋根は防水が問題である。自然素材で出来る防水は、いくつか方法があるが、柿渋や和紙、生石灰、杉皮などを組合わせることによって可能である。カヤがあればカヤでも良い。

 

<床をつくる>

●床は板が手に入れば板でよいし、雑材でつくって土間にしてもよい。建築廃材の活用も考えられる。

 

<斜面形状に合わせて増築していく>

●谷地に向かって緩やかに傾斜する斜面を傷つけずに建物をつくるために、松杭などによって高床の建物をつくり、階段状に増築していく。

 

<その他の部分>

●古材が手に入るようであれば仕上材や家具として生かす。シュロ縄、ワラ縄なども様々に利用価値がある。縄は材料があれば手づくりでもよい。小物の道具は竹や雑木などの雑材を使ってつくる。

●ガラスなどは廃ガラスから手のべでつくることも可能だが、そこまでやるのは素人には難しい。丁番(ちょうつがい)、鍵などの金物、電気器具など部品として購入せざるを得ない。ただし、こういうものも廃材リサイクルで探すことが良い。

 

表3-4-3 自力建設の場合の規模・建設費用

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