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エ. エコハウスづくりの方法とイメージ

 

●現在会の活動拠点として、牟礼地区の旧公民館を「よりいトンボ自然館」として借用している。区から賃貸する形で、3年契約、月額1万円、建物の改装はできないことが条件となっている。

 

●今後、会独自の活動拠点を持つためには、次のような方法が考えられる。

 

a. 寄居トンボ自然館の活用

b. 自力建設

c. 公設民営

d. 住宅・省エネルギー関連メーカーとのタイアップ

 

a. 寄居トンボ自然館の活用

 

●区の所有施設であるが、特定非営利活動団体として法人格を取得すれば、公共施設の改装や払い下げについて交渉の余地が生じてくるものと思われる。

 

●土地は借用、建物については格安で払い下げを受けて自由に改装するという方法が良い。

 

●ただし、この場合、駐車場の確保が大きな課題となる。隣接する畑等を借地して駐車場にするなどの対応が考えられる。

 

●軽微な改装が可能となった場合、1]太陽熱温水器、2]太陽光発電機、3]風力発電機などアクティブソーラーの設備を取り付けて実験を行う。

 

●実験に際しての重要な視点は、どうすれば具体的に日常生活に取り込むことができるかという視点であり、支援措置の受け方、実際の効果などを調べる必要がある。

 

●このような取り組みを会のPRに充分活用し、また、ここでの経験を通じて、一般の人がどうすれば自然エネルギーを利用して暮らすことができるようになるかを具体的に説明できるようにして普及させる。普及を阻んでいる社会制度の問題についても調べ、改善策を提案していくことも会のレベルアップにつながる。

 

●ある程度実績を積んだ上で、省エネルギー製品の普及拠点として位置づけることができれば、関連企業の支援を受けられる可能性も見えてくる。

 

 

 

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