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c)浮体式橋

瀬戸内海島しょ部間の交通を目的としたもの。

設置条件には限定を付けず、概要として示す。

【取り上げ理由】、

瀬戸内海には島しょ部が多いものの、離島間の橋梁建設は長期間と多大の工事費を要するために、整備が遅れがちである。

このため、新たな発想から工事期間も短く、既存技術の応用可能な浮体橋を考えてみた。

なお、諸外国では既に、ノルウェー、カナダ、米国において浮体橋の利用事例がある。

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【概要】

浮体橋は、道路部分である空中部と、それらを浮力で支える浮体部分から構成される。

構造形式は、鋼製溶接構造方式とする。

また、波浪、風及び潮流などの外力によって発生する動揺や移動を避け、定位置を保持するため、チェーン及びワイヤーからなる係留設備を設ける。

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【留意点】

?@.航路との調整

?A.航行船舶のマスト高との調整

?A.気象条件による閉鎖

?B.施工中の航行船舶への影響

 

 

 

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