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7.1.6 計算結果のまとめ

 

計算結果より、水槽実験の対象浮体として動揺低減効果のある形状を選定すると以下となる。

 

(1)水線幅変更  BO-W2

(2)矩形減揺タンク上載BO-ART9

(3)SLO-ROLタンク付加BO-SLR12

 

これらのタイプは実際の運用時の波浪条件として考えられる4sec程度の波周期において、明らかなRoll及び加速度の低減効果が得られ、限界波高を引き上げることが期待される。

SLO-ROLタンクについては長周期域で性能が劣る計算結果となったが、動揺が大きくなると実際にはSLO-ROLタンク非作動状態と同等となって性能悪化が防止されることになると考えられる。これらの計算だけでは明らかにできない影響は実験により検証のこととしたい。

 

 

 

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