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3・6・5 マーカー回路

 

CRTで物標の距離を測定するためにはマーカーが必要で、このマーカーには固定マーカーと、可変マーカーとがある。物標までのおよその距離を知りたいときは固定マーカーを使用し、もっと正確な距離を測定する場合には可変マーカーを使用する。

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固定マーカーは図3・35に示すように、映像画に一定間隔の円心円を描かせるもので、例えば、10海里レンジでマーカーが5本あれば、その間隔は2海里であり、物標の映像が2本目と3本目の間にあれば約5海里であると判断できる。

もっと正確に距離を測定する場合には可変マーカーを使用する。これは画面上に一つの円が現れ、可変マーカーつまみを回すことによって円の大きさが変わるので、この円が物標の映像の上は重なるようにすると、同時にそこまでの距離が指示器のパネル面にデジタルで表示されるものである。

 

 

 

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