(。)動力関係
電力調査表積算システム
補機及び電動機関係のデータが他部門のシステムから入手できる場合その作業効率は最大のものとなる。この積算結果に従って、発電機の容量及び台数の決定を行う。
配電計画システム
電力調査表の補機データ、発電機データを使用して、配電システムの計画を行う。
母線上の短絡電流の計算、遮断器の選定、補機をグルーピングしそれらの分電を計画する。
電動機及び始動器積算システム
電動機、始動器の台数、容量、仕様等のデータを表形式にし見積の積算の自動化を行うもの、各々個別に見積もる形態と、積算を行い平均容量と台数で代表して見積もる方法がある。
(「)照明関係
照度計算システム
照度計算において、上甲板、貨物部甲板(フェリーの車両甲板など)など広範囲な区画で要求照度を満足させる必要がある場合、余裕のある計算値を取っておけば、問題なく必要な器具の形式、容量及び数量を求めることができる。
ただし居住区などの各区画をこのような計算で行う場合時間のみかかるので、このような場合には適用せず、一般に居住区などの区画照明については、比較的計画船に近い条件を持った実績船を適当に選びこれらの中から推定を行うという手法が取られることが多い。
その他の照明器具
見積用データとして、各器具の台数、仕様等を表形式のデータにまとめ見積作業用とするシステムが使われる場合もある。
(」)通信、航海、無線、計装関係
一般に、システム化が行われていない分野である。
見積用データとして、各機器の有無、台数、仕様、追加機器の内容、追加仕様の内容などの形で、表形式データにまとめるシステムが使われる場合もある。
(、)電線長予量システム
電線長は、一般に動力関係は、容量、台数、船型をパラメータに予測、その他は、一般に器具、機器の台数及び船型データをパラメータに計算される。
前出のように、見積用に表形式のデータでとりまとめる場合、これらのデータから自動的に電線長の予量を計算することができる。したがって、見積用データシステムは、見積作業