ミヨテイ桟橋(ポンツーン)は1987年に供用を開始した新施設で輸出を扱っており利用率が最も高い。また,これとは別に石油専用の固定桟橋が1本ある。
Pataw島側には1固定桟橋(給水専用,木製)及び1ポンツーン(冷凍・製氷工場専用)がある。
航路は南北2航路があり,北航路が主航路として400GT迄の貨物船が通航する。水深は4M程度に維持されており,潮差を利用すれば5〜7M程度の喫水船が通航できる。港内中心部近くに2Mの浅所があり,Kalwin灯台が設置されている。南航路は10GTクラスのスクーナーが通航可能である。
(9)KAWTHOUNG
KAWTHOUNGはミャンマーの最南端Victoria岬に位置し,タイ国との国境Pakchan河を挟んだ対岸はタイ領のRanongである。
ミャンマー領地方都市につながる陸路はなく,RanongへのフェリーとYANGONへの定期航空便がある他,専ら沿岸就航船に頼る港街である。
港は街の中心部に位置し,南・北2基のポンツーンがあり側傍水深も4.9Mと適当であるが,操船水面が狭く,大型船に着岸しにくい。多くの場合,沿岸就航船の荷役はPakchan河の数KM上流の河中で小型モーター船との間で行われている。