(3) 作業船の海外引き合い案件調査
我が国の作業船輸出の国際競争力を検討するために、当協会第1種会員(造船関係)16社に作業船の海外からの引き合い案件に関してアンケート調査を行い、実績のある回答会社7社のデータを資料-5に整理した。
調査は、1991年から1995年までの引き合い案件で、港湾建設用作業船のほか港湾維持管理用及び港湾サービス用を含むこととした。
データ数は37件であるが、発注者の計画中止・延期等が9件あり、発注実件数は28件となる。
受注件数は2件:受注率は7%という低い結果となる。また、応礼・見積辞退件数が18件:64%と非常に高い比率になっている。理由についての回答が少なく原因がつかめないが、価格が大きな障害となっているといえる。