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6. University of Barcelona (スペイン)

 

6.1 訪問日

1996年10月31日

 

6.2 面会者

Anna Maaria Solanas i Canovas, Josep《Temi》Vives-Rego

 

6.3 組織概要

バルセロナ大学微生物学科は1963年に生物学部の中に設置された。設置当初より、産業や研究所との密接な結び付きがある。現在の研究員の多くが主に、米国、英国等スペイン国外の研究所において研究の経験を持っている。

訪問先の研究チームは、15年以上にわたってのPolycyclic aromatic hydrocarbonsの生分解の研究の経験を持つ。チームは、バルセロナ大学の教授、研究者、政府機関の研究者から構成されている。ヨーロッパの経済団体、スペイン政府、スペイン国内外の企業と共同研究もしている。

 

6.4 バイオレメディエーション

 

(1)研究開発・実用化状況

?スペインでは、バイオレメディエーションは実用化されていない。過去の流出事故時にバイオレメディエーションを適用すればとの意見もあったが適用されなかった。

?バイオレメディエーションには、現場の微生物に栄養塩をまいて活性化させる方法とコントロールされた装置で浄化する方法がある。現在、後者の方法について独自に発見した微生物を適用してフラスコテストを行い、生分解率の確認を行っている(図6-1参照)。

今後は、生分解率の向上、活性汚泥テスト、毒性試験(中間代謝物の毒性を小さくすることが目標)を行う予定である。ターゲットとしては、原油、精製残留物である。今後は、活性汚泥テストを行う予定である。

・生分解率

バラフィン系   100%

アロマ(2〜3環) 100%

アロマ(4環以上) ほとんど分解されない

 

 

 

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