6.3 シミュレーション結果の例
6.3.1 バイオレメディエーションを行った場合(栄養塩の間欠投入)
上記のシミュレーションモデルを用いて海浜模擬試験結果の推計を行う。
(1)三菱化学の栄養塩
?計算条件:表6-3-1
?計算結果
・分解率: 図6-3-1
・栄養塩濃度: 図6-3-2
・菌密度: 図6-3-3
(2)Inipol EAP22
?計算条件: 表6-3-2
?計算結果
・分解率: 図6-3-4
・栄養塩濃度: 図6-3-5
・菌密度:図6-3-6
(3)考察
海浜模擬試験で得られたデータとシミュレーション結果を比較する。
三菱化学の栄養塩について、海浜模擬試験での分解率は、56日で約55%(別の試験データによれば、56日で約40%、84日で約44%)であった。シミュレーション結果は、50〜51%程度である。
また、Inipol EAP22については、海浜模擬試験での分解率は56日で約13%であった。シミュレーション結果は、14〜15%程度である。
上記のことから、シミュレーション結果は、ほぼ実験結果と一致していると言える。