6.2.4 バイオレメディエーションの処理コストの推計
(1)処理コストの推計の考え方
ここでは、地場の微生物を活性化させる方法を前提としている。バイオレメディエーションの処理コストは、栄養塩のコストと散布コストから構成される。ただし、栄養塩の輸送費は、栄養塩のコストの中に含むものとする。
処理コスト=栄養塩のコスト(運送費を含む)+散布コスト
散布方法としては、以下の4つがある。
・陸上から入力での散布
・海上から船での散布
・航空機(ヘリなど)での散布
・上記3つの方法の組合せ
(2)計算式
?栄養塩のコスト
栄養塩のコスト=栄養塩の単位重量当たりのコスト(円/kg)×栄養塩の投入量(kg)
=栄養塩の単位重量当たりのコスト(円/kg)×Σfa(mg-N/L)/窒素含有率×処理面積(?)×平均水深(m)/1000
窒素含有率:0
?散布コスト
散布コスト(円)=陸上から人力での散布コスト(円)
+海上から船での散布コスト(円)
+航空機(ヘリなど)での散布コスト(円)
=1回・人当たりの陸上から入力での散布コスト(円)×回数・人
+1回当たりの海上から船での散布コスト(円)×回数
+1回当たりの航空機(ヘリなど)での散布コスト(円)×回数