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編集にあたって

 

今日地球温暖化問題をはじめ環境保全への取組が極めて重要になっております。昨年12月に開催された地球温暖化防止京都会議(COP3)では、温室効果ガスの具体的な削減目標が合意され、先進諸国等ではこれを達成するため国を挙げて取り組むことが必要になっております。

 

このような取組を実効あるものとするためには、何よりも国民一人ひとりが環境問題について適切に理解し、環境保全のために自ら実践していくことが必要です。かかる観点から、これまでも様々な立場において様々な機会を通じ環境教育の推進が図られてきましたが、今後これをさらに充実・強化していくことが今正に求められていると思います。

 

本書は、平成5年度以降に各団体が企画・実施している研修等のプログラムに関する情報を、できる限り多く収集・整理し、これを関係者に提供することにより、環境教育への取組の充実、その効果的な推進に資することを目的に作成されたものです。

 

収録された事例はいわば環境教育への取組のエッセンスともいうべきものであり、これまで環境教育に取り組んでこられた方、これから取り組まれる方がプログラムを企画・実施される際に大いに参考になるものと考えております。

 

本書が多くの方々に広く活用され、環境教育の推進の一助となれば幸いです。

本書の作成に当たり、情報の提供にご協力いただきました関係者各位に心から感謝申し上げます。

 

平成10年3月

財団法人 日本環境協会

理事長 加藤陸美

 

 

 

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