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2・3・2 トランジスタの動作原理

NPN形トランジスタに図2・16(C)のように電池をつなぐと,ダイオードの逆バイアスに相当するから電流はほとんど流れない。次に図2・16(d)のように左側のN形の部分と中央のP形の部分に,N形が,(+),P形が(-)になるように別の電池をつなぐと,左側のNP接合の部分は順バイアスとなって,N形の部分からP形の部分に向かって電子が流れ込む。ところがP形の部分は非常に薄く作られているので,流れ込んだ電子のほとんど全部が右側のPN接合部に到達する。このときこの部分には電子を右側へ引き寄せる電界があるので,電子は右側のN形の部分に流れ込み,電流が電子の移動方向とは反対の方向に流れ始める。左側のN形半導体の部分をエミッタ(E),中央のP形

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