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させ、ベクトル等が表示されることを確認する。

b)これらのベクトルが、本船の移動に従って、自動的、かつ、連続的に更新されていくことを確認する。

(10)追尾中の物標について、捕捉完了後3分以内にそれぞれの物標の予測運動がベクトル又は図形で、また、選定された物標の距離、真方位、最接近地点における距離(以下「CPA」という。)、最接近地点に至る時間(以下「TCPA」という。)真針路及び真速力が、数字及び文字で明りょうに表示されることを確認すること。

a)自船の針路と速力を一定に保持し、この状態において固定物標を捕捉して追尾させる。

b)物標を捕捉してから3分経過後、その物標の方位、距離、CPA、TCPA及び自船の針路と速力を記録する。

c)これらのデーターから計算によってCPAとTCPAとを算出する。

d)計算値と先の記録を比較し、仕様どおりの精度であることを確認する。

e)複数の物標を選定した場合、物標の距離と真方位、CPAとTCPA及び真針路と真速力の組み合せを含む少くとも2以上を同時に表示できることを確認する。

(11)追尾中の物標の針路及び速力の表示、並びに真ベクトル表示としたときの自船の針路及び速力の表示について、次に掲げる事項を確認すること。

? 真方位モード又は相対方位モードの識別が明確にできること。

? 自船ベクトルの長さが適正であること。

? ベクトル長さの時間調整機能を有し、その最大、最小及びその中間について、ベクトルの長さが時間のスケールに比例することを確認すること。

a)真ベクトル使用時、対水、対地速力及び速力の種類を表示できることを確認する。

b)真ベクトルと相対ベクトルの切替えを行ったとき、使用中のベクトルの種類が表示され、同時に物標のベクトルの方向が変化することを確認する。

c)自船のベクトルの長さを計測し、自船の速力に対してこれが適正な長さであることを確認する。

d)ベクトル長さの時間調整を、最大、最小及び中間に設置し、それぞれについてそのときのベクトルの長さを計測し、これが時間のスケールに比例

 

 

 

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