Vo=Ehe〔V〕 (8・11) の電圧を誘起し、そのため受信電流が流れる。 受信空中線に誘起した電圧は、受信空中線のインピーダンスZinを通じて図8・8のように受信機に加えられる。受信機のインピーダンスをZrとすれば、これはちょうど起電力Vo、内部インピーダンスZinの発電機に負荷インピーダンスZrを直列に接いだ回路と同じになる。 この等価回路において、受信機中に消費される電力が最大になる条件を求めるとこの場合の回路の電流Iは、
Vo=Ehe〔V〕 (8・11)
の電圧を誘起し、そのため受信電流が流れる。
受信空中線に誘起した電圧は、受信空中線のインピーダンスZinを通じて図8・8のように受信機に加えられる。受信機のインピーダンスをZrとすれば、これはちょうど起電力Vo、内部インピーダンスZinの発電機に負荷インピーダンスZrを直列に接いだ回路と同じになる。
この等価回路において、受信機中に消費される電力が最大になる条件を求めるとこの場合の回路の電流Iは、
であり、いま、電源、負荷回路とも純抵抗Zin=r、Zr=Rとすれば、電力Pは、
で表される。 この場合の最大電力PRは、r=Rの場合であって、この条件を上記8・13式に代入すれば、
で表される。
この場合の最大電力PRは、r=Rの場合であって、この条件を上記8・13式に代入すれば、
このPRを受信最大有効電力という。 (b)実効面積 受信空中線の受信最大有効電力PRと到来電波の電力密度Pとの比は、この空中線が口をあけて、電磁エネルギーを実効的に吸収する面積に相当する。 これを実効面積Aeといい、次式で表される。
このPRを受信最大有効電力という。
(b)実効面積
受信空中線の受信最大有効電力PRと到来電波の電力密度Pとの比は、この空中線が口をあけて、電磁エネルギーを実効的に吸収する面積に相当する。
これを実効面積Aeといい、次式で表される。
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