8・13・8 三相交流電力の測定 三相交流電力を測定するためには,三相電力計を用いるのが最も簡単な方法であるが,この計器の持ち合わせがなく,単相の指示電力計1個又は2個を用いて次の方法によって電力を測定することができる。 (1)2電力計法
8・13・8 三相交流電力の測定
三相交流電力を測定するためには,三相電力計を用いるのが最も簡単な方法であるが,この計器の持ち合わせがなく,単相の指示電力計1個又は2個を用いて次の方法によって電力を測定することができる。
(1)2電力計法
図8・35は,星形接続の負荷の電力を測定する方法で,W1及びW2の2個の電力計を用い,図8・35のように接続する。 この場合における 三相瞬時電力 P=υ1i1+υ2i2+υ3i3 =(υ1-υ2)i1+(υ3-υ2)i3………(8・26) 注: i1+i2+i3=O,i2=-(i1+i3)を上式に代入して求められる。 (8・26)式の第1項は,W1に働く瞬時電力である。第2項は,W2に働く瞬時電力である。この式を1周期間につき平均すれば,次の関係が求められる。
図8・35は,星形接続の負荷の電力を測定する方法で,W1及びW2の2個の電力計を用い,図8・35のように接続する。
この場合における
三相瞬時電力 P=υ1i1+υ2i2+υ3i3
=(υ1-υ2)i1+(υ3-υ2)i3………(8・26)
注: i1+i2+i3=O,i2=-(i1+i3)を上式に代入して求められる。
(8・26)式の第1項は,W1に働く瞬時電力である。第2項は,W2に働く瞬時電力である。この式を1周期間につき平均すれば,次の関係が求められる。
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