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3.20 主軸回転計

 

3.20.1 概説

主軸回転計は、プロペラ軸や主機の回転数や回転方向を船橋、制御室などに表示するもので、積算回転計付のものもある。検出方式として、電気式(発電機式)と無接触式(近接スイッチ式)があるが、最近は無接触式のものが多く使われている。発電機式では、ギアを介して回転数に比例した電圧を発電機から得ることで、受信器に回転数を表示する。一方、近接スイッチ式では、主機関のターニングギア又はプロペラ軸に設けられたスリット板などの回転を近接スイッチで検出し、パルス数を電圧に変換することで回転数に比例した電圧を得ている。

 

3.20.2 システム構成

近接スイッチ式の構成の一例を<図3.20.1>に、外形の一例を<図3.20.2>に示す。

106-1.gif

 

3.20.3 装備場所

機関制御室、船橋前壁上部など主機関操縦場所や操船場所に受信機を設けるほか、船橋外壁、機関長居室などに設ける場合もある。

 

 

 

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