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3. 港湾施設

 

(1)港の概要

 

尼崎西宮芦屋港は昭和44年3月、重要港湾尼崎港、地方港湾西宮港、56条港湾芦屋港を統合して設立された重要港湾である。

 

(尼崎港区)

本港区は、昭和41年から工業用地造成を始め、昭和48年埋立護岸工事の着手、平成2年には、さらに新たな埋立工事が行われている。現在主に鉄鋼、金属等の工業団地及び石油関連事業が操業している。

 

(西宮港区)

本港区は、昭和43年より内貿施設を中心とする公共ふ頭の整備として西宮地区、甲子園地区の岸壁、物揚場建設に着手、その後昭和46年の港湾計画、昭和52年の港湾計画改訂に基づき、東側部分は昭和59年、西側部分は昭和62年完成、鳴尾木材港は昭和45年に工事着手し、昭和48年木材団地が立地した。その後、社会状況の変化に対応するため、背後都市の生活環境の改善、自然環境の保全に留意しつつ港湾の諸施設を整備中である。

 

(芦屋港区)

本港区は、昭和42年尼崎西宮芦屋港港湾計画に基づき住宅用地の供給を目的として、昭和44年工事に着手し、昭和50年芦屋浜地区が完成した。

 

現在尼崎西宮芦屋港の港湾計画は、平成7年を目標年次として背後地域の物流需要と合理化推進、大型船対応施設の整備、都市再開発用地の確保、流通港湾の機能強化のための臨港道路整備、緑地及びマリーナの整備等が進行中である。

 

資料 : 「尼崎西宮芦屋港要覧 平成5年」 兵庫県土本部港湾課

 

 

 

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