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推定困難度とは、潜在する衝突の危険とこれを低減するための避航操船がトレードオフの関係にあると考えられる事から、

 

推定困難度=重み係数×避航操船空間閉塞度+重み係数×避航操作量+定数

 

となる回帰式により、操船上の困難感を表現するものである。

「避航操船空間閉塞度」は、自船が持つ変針-変速の操船手段が、周囲に存在する他船との衝突危険がどの程度潜在しているかを表わし、「避航操作量」は衝突を避けるために採られた操船量の大きさ(偏位量で代表)を表わしている。

これらの物理的な量と、操船実務経験者の主観評価(極めて容易:0〜極めて困難:10)との関係が、上式の重回帰式として求められており、交通環境の主観的な評価値を予測することが可能となっている。

ここでは、操船者の困難感が現れ始めていると解釈できる推定困難度5を基準とした。

 

(5)評価項目・評価指標の関係

総合評価における評価項目・評価指標の関係を図IV-6-2に示す。

526-1.gif

 

 

 

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