となる。ここで、Tは測位をしてからの経過時間(単位は時)である。これを横偏位誤差にも採用すれば、

　

　

となり、Tは船の横変位量を横偏位許容誤差の範囲に押さえるために必要となる、横偏位測定間隔を示すことになる。これを図にすると図?-5-13となる。

　

　

このようにトランジットなどで横偏位を測定したときの誤差は、システム誤差の値であり、時間が経過すると推定誤差が加わり、その自乗平均誤差の値が横偏位許容誤差に至るまでに再度、横偏位を測定しシステム誤差の値にすることが要求される。このことから横偏位許容誤差を100m、トランジットなどによる横偏位検出限界を10-40m(システム誤差)とした場合の横偏位測定間隔は表?-5-7となる。

　

　

これから、横偏位許容誤差が小さくなるほど、システム誤差が大きくなるほど、測定間隔を短く

前ページ　　　目次へ　　　次ページ