5.3トランジットによる横偏位検出
狭水道で船舶を制御するには、自船の横変位を高精度で検出することが必要である。そのような方法としてはトランジットの利用が考えられる。来島海峡大橋が建設されると、この海域で航行に利用できる目標の数は大幅に増加することから、来島海峡大橋付近のトランジット目標の分布と、精度について調査した。
5.3.1トランジットによる横変位検出とその精度
(1)トランジットによる横変位検出
2つの目標の間隔をD海里とし、その目標が重なっているかどうか識別することができる限界角をεとすると。このεが一定となる線は、図?-5-6の点線で示すような円弧となる。