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3.潮流が操船に与える影響評価の指標

3.1操船者の意機を考慮した指標の策定

3.1.4評価の目的

潮流下での操船において操船者に課される困難さに関し、操船者の意識を反映した評価指標を策定する。具体的には、その船が航行する以下のような環境、

?地理的に制約された水城

?潮流外乱を受ける水域

?他船航行の影響を受ける水域

において、これらの影響を受けながら操船するときに操船者に課される負担を定量化する。

3.1.2操船者に探される操船上の困難さ

ある水域を航行するに際し、操船者に課せられる操船上の困難さは、以下の2種類に分離できる。

その一つは、【操作負担に基づく困難性】である、つまり、ある点からある点まで、所定のルートから逸れないように、外力に抗して航走するに必要な操船操作量から導かれる困難さであり、他の一つは、【航行環境が操船者に課す困難性】である。これは、目標とするルートを所要の速力で航行するときの操船過程において、その間に航行水域の地形的制約や他船の接近等に伴う航行自由の制約が操船者にもたらす困難さである。

このような操船上の困難さに関しては、

・狭く屈曲した水路の航行

・強潮流下の航行

・他船との出会い

・障害物の存在

など、航行上の障害が大きいほど操船者にとって負担は大きくなる。

3.1.3環境ストレス値による環境負荷の評価

ここでは、潮流下での操船において操船者に課される困難さに関し、とくに操船者の主観的意識を反映した評価指標を策定するため、環境ストレス値に基づく定量化の手法を提案する。

ここに、環境ストレス値を、以下のように定義する。

 

 

 

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