5.改善策についての提言
各方面から意見を聴取し、かつ当委員会で検討を重ねて、原則として次のような基本的スタンスで検討した。
(1)昼間の旗りゅうによる信号については、
?現行の旗りゅうの意味する原則を維持する。
?2つの航路を連続して航行する場合、現行では揚げ換え作業の必要があるが、作業を簡便化するために揚げ換えをしなくても航行しようとする2つの航路が識別できるようにする。
??の改善に関連する航路航行について、所定の手当て(原則を踏まえた信号旗の組み合わせを行うこと、また、「N、M」の信号旗を用いること。)を行うこととする。
?旗の掲揚開始地点については、現行で最初に掲揚することとなっている地点において掲揚することとする。
ただし、浦賀水道航路を航行する時は、同水道に入った時、横須賀港から浦賀水道航路を横断し中ノ瀬航路に向かう時は、横須賀港の区域を出た時、明石海峡航路においては、同航路に入った時にそれぞれ掲揚することとする。
?第1代表旗および第2代表旗の使用に関する原則を統一することとする。
(具体的には備讃瀬戸東航路からバンノ州向け。)
(2)夜間の灯火による信号については、その効果について若干の問題点が指摘されたが、?に関連するものを除き現行のままとすることとする。
以上の諸点を踏まえて次に掲げる改善策を取りまとめたので、ここに提言することとした。