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? 計測点

打上場所から 0.5km、2km、3km、4km、5kmの5地点での計測を基本としたが、現地の状況により多少の変動があった。宮古市及び沼津市における計測点は次のとおりである。また、両市とも打上場所から各計測点の間には、丘陵や高層建築物など伝播障害となるものはなかった。

a.宮古市(図-10参照)

 

022-1.gif

 

b.沼津市(図-11参照)

 

022-2.gif

 

? 計測結果

音圧レベルは各計測点で各回とも6発音の音圧レベルを計測したが、各回の音圧レベルを単純平均した平均音圧レベルを表-1(宮古市)、表-2(沼津市)及び図-12に示す。

宮古市の第3計測点の値が高く出ているのは、計測点の環境が他の計測点と異なっていたことが原因と考えられる。

また、全体的に沼津市での音圧レベルが小さくなっているのは、天候が宮古市では快晴であったのに対し、沼津市では雨であったため雨粒による散乱・反射や、強い逆方向の風が影響しているものと考えられる。

晴天時と雨天時の差、各回の音圧レベルのバラツキ等はあるが、両市の計測結果を総合的にみてみると、打上場所から 600〜 700m離れた地点では100dB強、2?から3km付近で宮古市は93dB前後、沼津市は88dB前後であった。5?地点では宮古市は88dB、沼津市はかなり下がって80dB前後であったが、計画値の「伝達範囲5kmの地点で最低音圧80dB」という目標は概ね達成することができたと考える。

 

 

 

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