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第3章 実験結果及びアンケート結果

 

公開実験では打上げ時の気象状況、打上場所から距離別の音圧レベルや発音間隔の計測、信号弾の飛翔状況の観測を行うとともに、参加者に対するアンケートにより発音の感覚的大きさや警報としての有効性などの調査を行った。本章ではこれらの調査結果について述べる。

1. 実験結果

(1) 気象状況

当日の気象状況は次のとおりであった。風向・風速は打上地点の地上約lmにおける値である。また、打上場所は宮古市では海に長く突き出た防波堤の先端であり直接風の影響を受けたが、沼津市では周辺を樹林で囲まれていたため、上空では地上よりも強い風が吹いていたと想定される。

? 宮古市

実験時の天候は快晴で気温16.0℃、風向風速は次のとおりであった。

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? 沼津市

実験時の天候は、広域的に長時間継続的な雨(十数ミリ程度)で気温17.60C、湿度93%、風向風速は次のとおりであった。

021-2.gif

 

(2) 音圧レベル

音圧しベルの計測は精密騒音計NL-14(リオン製)を使用し、発音記録のピーク値を採用した。

? 計測方法

計測器の設定条件により全数の計測は不可能なため、音圧計測(dB)は一部の例外を除いて始めの3連射6発音を計測した。

 

021-3.gif

 

 

 

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