(6) 今後のDGPS局整備計画
全国的なDGPS局の整備予定は表5のとおり。(表中の*印の局は今後新しく整備予定の局であり、これらの局の空中線位置は候補地の概略値であり、電波の周波数も未定である。)
平成9年度内の具体的な整備個所としては、既設中波無標識局の金華山、犬吠埼、八丈島、室戸岬、都井岬、大瀬埼(女島から移設予定)、若宮および浜田を改修するとともに、江埼(淡路島)、大浜、瀬戸に新しく無線局を設置予定である。
引き続き平成10年度内には、それまで整備出来なかった残りの局を全て整備し、最終的には図6のように、一部遠方の離島海域を除く日本全国沿岸をカバー出来るよう計画している。
DGPS局の整備とともにDGPSセンターの体制も補強が必要となるが、システム全体として全国的には、DGPS絶対精度の目標を10m以下としての精度を確保するとともに、利用不能衛星の速報体制等、信頼性の高いシステムの構築を目指している。