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5.2 シングルハルタンカーの現状と構造改善に対するIMOの動向および操船面の制限

(1) シングルハルタンカーの現状と構造改善に対するIMOの動向

1989年3月アラスカPrince William Soundにおいて発生したEXXON VALDIZ号の座礁による大規模な油濁事故を契機に、IMOにおいては、相次ぐ油濁事故防止のため国際的な協調・検討を経て、1992年3月二重船穀構造(ダブルハル)を油タンカーに義務づけるMARPOL条約附属書の一部改定を行った。(その概要については表5.2-1に示す)

しかし、その後も大規模な油濁事故が絶えず、同様な事故の防止のためダブルハル化の促進が叫ばれているところである。

世界の現存油タンカーのダブルハル化状況を表5.2-2に示す。

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